合格する子としない子の違い
2016.08.29

小学校受験のために家庭教師をつけたり塾に行かせて、遊ぶ時間もない状態で勉強一色という子どもたちも少なくはありません。家族はプレッシャーを与えず士気を高めさせるためのノウハウを調べ頑張るため、ファミリー受験と言われることもあります。しかし、受験において学校側が判断するのは将来的に総合的に伸びる、視野が広く、人間面でも魅力ある児童生徒です。もちろん、生まれながらの性格や特質がありますから、無口な人間におしゃべりになれというのは無理があります。しかし、点数が取れるだけの学力主義や面接で聞かれることに用意した内容の丸暗記で応答するような子どもでは、今後の伸びがないと見なされ、学力点以外の点数が全てマイナスになる可能性もあります。

学力は学習に学習を重ねたり、メリハリや強弱をつけて重要部分を吸収することも可能ですが、幼稚園から小学校への進学においては、学ぶべき内容の範囲が狭いので、それをいかに臨機応変に応用できるか、判断能力を問われる問題が多く、中には答が個々において違うというものもあります。強制的につめ込まれた知識よりも、生活の中に正しく活かせる判断力や行動力、そして、周囲に対してわかるように正しく伝達することのできる話す力が、総合的な学力となります。強制的に学ばされた子どもたちには萎縮性が現れるため、その子の持つ優れた能力や魅力が発揮できなくなる可能性が高くなります。家族全員でサポートするファミリー受験は、特に閉鎖がちになるため、そうなる危険性があります。

中学生や高校生と同様に、自分自身の進路として受験を認識し自ら意欲を持って挑む気持ちに本人がなることが受験制覇のまず第一歩です。そして、受験の動機や自分の将来に自分の考えを持ち、自分の言葉で答えられるというコミュニケーション能力と自立力を身につけることが大事です。生活力に生きる基礎学力がこの年齢の学力となりますから、身につけたことを生活において、どれだけ臨機応変に用いられるかということが重要です。朝から晩まで四則計算をさせ、漢字や語彙を詰め込むことは、受験効果も人間としての成長も阻害してしまうでしょう。小学校受験対策は初めての受験である場合、どう対策したらよいか解りません。幼児という成長段階に応じて配慮があり、個々の特性の違いにも気遣った対応と多角的に子どもの成長を目指しながら、受験合格を目標とする塾選びができるかが、合格する子と合格しない子の分かれ目となります。

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